注文方法 その1


ずいぶん前に返品方法を書かせて頂いたのですが、その時、注文方法を紹介していない事に気が付きまして「また紹介させて頂きます」と書きながらかなり時間がたってしまいました。


お待たせしました!(誰も待ってない?・・・失礼しました)今回は注文方法です。

ただ、注文の方法は数パターンありますので今回は”その1 通常注文ハンディ編”をお送りします。

私の勤務している書店は、いわゆる大型書店(紀伊○屋や旭○やジュン○堂)とは違うので、注文方法もおそらくちょっと古いかも知れません。
それに我が店にも、レジで売上げたデータをそのまま発注するシステムが導入されているのですが、細かいメンテナンスがしにくく無駄が多いためあまり利用していません。

でも、地方都市にある中堅書店さんなら今も大体こんな感じの注文方法かと思うのですが・・・(なにしろ他の書店のシステムは知らないので^_^;)






では、今回は書籍の注文を主に取り上げて説明したいと思います。

まず、書籍類、雑誌は一般的に新刊として出版社から取次店を通して我が書店にやって来ます。


基本的に荷物は月〜土まで日、祝、GW、お盆、年末年始はお休みです(バブルの頃は盆暮正月の休みが異常に長かった(T_T)。今は普通の企業並み)。



大体、新刊は月曜は少ない傾向にあります。(雑誌はその範囲からは外れて、発売日に準じる形で配送されてきます。皆さんもご存知だと思うのですが、一部の雑誌は1日〜2日早く入荷する場合もあります。雑誌の話はまた後日)

そして、その新刊書籍たちを売場内に納品します。すると、気に入ったものをお客様が購入されます。


レジにてお客様が購入された本からスリップと呼ばれている、題名、金額その他その本の情報が印刷されている二つ折りのしおりの様なものを抜き取ります。


スリップ達はそれぞれのジャンルの担当者の元へ届けられ、これでその商品が売れたと認識されます。そしてその書籍がもう一度店に必要と担当者が判断すれば注文という事になるのです。


その場合一番手っ取り早く簡単に補充注文する方法が”ハンディターミナルでの注文(トーハンの場合)”なのです。



ハンディターミナルとは

上の写真の機械で、電話回線によって、注文等のデータをトーハンとやり取りしているもので、この機械で

(バイトさん、モデルありがとう!)




この様に、注文冊数を入力後、スリップ(まだ店頭に商品がある場合は直接商品のバーコードやISBNコード)のISBNコード部分に赤い光を当てると音と共にデータを読み込みます。
それで、そのスリップの商品は注文済みとなるのです。
その後それらのデータはトーハンへ送る為に送信処理を行い、そこで在庫があればすぐさま発送の手続きが取られる訳です(色々細かな処理はありますが取り合えず今は割愛)。



簡単でしょう?



これで全ての注文が済めばとっても簡単で楽なのですが、どうしてどうして、そんなにうまくはいかない事が多いのが実情なのです。



その件はまた後日その2で詳しく書かせていただきます。

ひとまず、一番簡単で、一番早い注文方法”その1”でした。