元祖バイブル

春休みが終って、売場もすっかり落ち着いて少し寂しい感がありますが、仕事自体はまだまだ新しい棚の整理に追われる日々が続いています。
さて、少し前に「暴れん坊本屋さん」という心のバイブルを紹介したと思うのですが、今回はホントにコレがないと生きていけない(大げさだな!でもそれ位の感じはあります)本を紹介したいと思います。



この本は、毎年更新され、おそらくどこの書店にも最低一冊は必ずあるモノだと思います。
これは、私達書店員にとっては非常に重要なもので、キリスト教のバイブル、仏教の経典、はたまたイスラム教のコーランに匹敵するほど(ホントに大げさなヤツだな。でも気持ちはコレぐらいなのですよ!)のものです。


日本には、現在数え切れない位の出版社があり、またそこからホントに冗談でなく数え切れない位の雑誌が発売しているのが現状です。

栄枯盛衰も甚だしく、ほぼ毎日売場に立っている私達でも、その全てを覚える事はとても不可能な事で、あくまでもこの雑誌目録に記載されているかどうかを目安に売場を探したり、入荷状態をパソコンで確認しているのです。


そして書籍はもちろん、雑誌もトーハンでの取引があるかどうかをこの出版社目録にて確認してからでないと取寄せを伺う事は出来ません。

日々、この2冊を何回、いや、何十回開くことか!


昔は書籍も今の雑誌と同じ状態で、毎日売場を探したり、出版社に電話をしていたのですが、ここ十年はインターネットの普及によって書籍検索が出来るようになったことが、私達の負担を大きく軽減してくれるようになりました。

私の普段の生活の中ではインターネットはあると便利な代物という感じですが、売場では”無いと困るもの”という感じですね。

インターネット普及万歳\(^o^)/




ただ、万能に見えるインターネットにも、実は難点があるのです。


この話は次回パソコンの回にて書きたいと思います。