をとめ達(韓流を語る)


いやー、今日も寒いですねー、風もとても強くて自転車こぐのも一苦労です。

予告通り、今回はアツい乙女達にスポットを当ててみます。

「韓流」と書いて「はんりゅう」と読みます。これはまだ巷が大騒ぎするずっと前にお客様から教わりました(かんりゅうと読んでお客様に思いっきり訂正されました)。
「四天王」もお客様からです(いまだにペ・ヨンジュン以外は顔と名前が一致しませんが(^^;)。

この韓国ブームは或る日突然、私達の売場にやってきました。
それまで韓国のドラマの原作なんて全くといっていい程、店には置いていなかったのが実情だったので、しっちゃかめっちゃかの大混乱。冬のソナタ位はなんとか分かるけど、それ以外のドラマなんて何がなにやら??



イ・ビョンボンが出てるナントカ。パク・ヨンハが出てるナントカ。チャン・ドンゴンが出てるナントカ・・・。
でるわでるわ、ムック本や特集本!別冊!!もうカンベンしてくれー


一時期はすごーく詳しくなりました。
そして、お客様がみなアツいことアツいこと!
それらを購入していただくお客様は大体40代から70代の女性なのですが、いかに自分の贔屓さんが素敵かをとくと店先で語って下さるのですよ。

お客様「ヨン様の本はどこにあるの?」
私  「ご案内致します。こちらでございます。」
お客様「ありがとう。ところであなた、この中でここ最近でたものはどれかしら?」
これが始まりの言葉で、あとは写真を見ながらあれでもないこれでもないと選びながら語る語る。


ホントーに好きなんですね、なんだか一緒にいる間に乙女になっていくお客さんを見てるとここまで好きになれるっていうのも凄いことだよなって思えたりしてきます(でも仕事は全くはかどらない(:_;))

自分は今まであんまりタレントとかに興味が無かったから、そこまでの情熱に少し感動したりして。

でもオバサマ、やっぱり題名はちゃんと覚えておいて下さいね
「本屋さんだからわかるでしょ?」ってわかるかい!一体韓流本でも何冊出てることか!それにちらっとどっかのテレビで言ってただけの事聞かれても、その本か出版されてるかどうかはもちろん、出版されるかどうかももわからんちゅうに!!
情報不足にて丁重に断っても諦めないのもオバサマたちの悪い癖。
「調べて電話して」ってどこおどうしらべるんですかあって。
仕方が無いので全てのテレビ局に電話しまくったりしたことも何度もあります(たいてい書店の名前を告げると怪訝な声で応対されてしまいますが、事情を話すと最後には同情されたりなんてことも・・・)。

でもなんですよね、のなせる業なんですよ(そう思うんだ自分!)。オバサマ達はまだまだ電脳化が遅れているので調べる手段がないが為に私達に依頼してるというのは分かりますけどね(インターネットでちょっと調べただけでも感心されてしまう世界(2004年現在))。



現在、うちの店ではまだ韓流本はコーナーとして存在し、一時期の異常な熱はないものの、まだまだ売れ続けています。


昨日のブログのネタになりますが、韓流の本を買っていかれるお客さま達を見てて、はじめは流行として受け入れたものでも、それが自分にとって大切なものや新しい世界を見せてくれることもあるのだなと気づかされたりします。
あるお客さんと話した時、最初はヨン様が好きでヨン様が何を言ってるか知りたくて韓国語を始めたのだか、だんだん言葉を覚えるのが楽しくなってしまい、今はスペイン語を勉強しているといっておられました。
その方は、多分還暦はとうに超えられているような年齢だった事がなお驚きなことでした。
きっかけは流行だって、なんだっていいのかな?いくつからだって新しい事が始める事ができるんだなってあらためて思い知らされる出来事でした。


・・・でもやっぱり、題名ぐらいは覚えてきてくださいよ

ってことで、次回は、書名に関することを書く予定です。