一昨昨日の話


申し訳ありませんm(__)m


昨日はあまりの体調の悪さに寝込んでおりました。

今日は公休日だったので、一日ゆっくりさせては貰ったのですが本調子になるまでもう暫く掛かりそうです(まだまだGWは後半戦が控えてるっていうのに!ヤバイ)

(以下激長文です)




今日はなんとか頑張って、先日来からの話題の続き、万引き犯について書きたいと思います。

まず初めに、ウチの百貨店では「万引き犯」の事を別名称で呼びます(百貨店に良くある隠語ってやつですね)
その名称とは・・・これを書いてしまうと、どこの百貨店なのかバレでしまいそうなので今回は書くのを控えさせてもらいます。
でも、その名称の訳を聞いた時、隠語としては良く出来てると思いましたね。いつか、問題無くなった時(何時だろうか?)、百貨店の隠語を皆さんにもご紹介できたらいいなと考えてます。



さて、うちのお店で一番万引き犯として多い年代は、やはり悲しいかな十代から二十代の若者なのです。

主にコミック。たまに参考書(参考書盗るなんてそれはそれで凄い)、辞書etc。


コミックなどは、自分が読みたいという事もあるでしょうが、近頃古本屋さんが沢山出来ている事により換金する為に盗っていく事が多くなっている様ですし、その他、換金性の高いものとして高額な書籍、辞書もその標的とされています。


コミックは比較的小さいものなので、そのままそこでカバンに入れるか、持ち歩いてレジや店員から死角になっだところでサッと入れるというのが一般的な手口の様ですが、たまには数人のグループで固まって陳列棚を囲ってしまって決定的瞬間を見せなくする手法や、一冊づつ全く別ジャンル棚の死角に隠して一度店を出て、再度やってきてカバンに入れる手法などなど、私が立ち合っていても「いつの間に!?」と思うぐらい鮮やかな手錬もいるのです。



そして、捕まったら・・・。
ほとんどの子供達は神妙にして謝り、涙を流してうなだれるのですが、最近は居直り犯も多く、金を払えばいいだの、自分の事は棚上げで逆切れで大騒ぎする輩も・・・。
以前、同じフロアにあるCDショップでは、ナイフで切りつけるという傷害事件もあったりして、こちらも半ば命がけでの犯人確保となります。

大抵はその後、親を呼ぶのですが(最近は全て保安員に任せる事になりました)、この親もある意味凄い

いきなり両親泣き崩れて、
「この子が悪いのでは無いのです。全て私が、私達が悪いのですぅー!どうか警察には、警察には言わないで下さいー」
といい始め、子供も泣いて、大騒ぎ。

なんだか安っぽいドラマを見ている様で・・・


かと思えば、
「こちらの防犯態勢が悪い!盗りたいと思わせる隙があるのがいけない!」
と自分の子供が悪いのに、文句ばかり言いまくる親。



どうなってるんでしょうね?




こちらも捕まえたくは無い!言いたくは無いんです。でも、捕まえねば、言わなければならない!!

悪いことしたら悔い改めきちんと謝る事。そもそもしてはいけない事をきちんと認識させる事。これは本来親が人間として生きていく上で子供に教育すべき一番大切なものの中の一つであると思います。
その事が、何だかおざなりにされている様な気がしてなりません。

自分自身きちんと全てが出来ているのかと問われれば、返す言葉も無いのですが、せめて、自身の来し方を振り返り、それが自分の生き方として恥かしくないぐらいではありたい。そんな風に自分自身を律していこうとは常々考えています。


最近は、若者だけでなく、いい大人の万引きも多くなってきているといわれます。
売場のレジに立っていると、子供に対する親や祖父母の態度を見て、「それはどうなんだろう?」と思うことも度々で、そんな彼らに育てられた子供たちがどうなっていくのか。

私には子供はおりませんが、将来親になるチャンスがあった時、自分の子供に対してどの様に接していくべきなのか色々考えさせられる事ばかりです。
しかし私が実際親になった時、果たして今のように冷静に子供に接する事が出来るのか?親の立場に無いものが言う事はもしかしたら詭弁なのかも知れませんね。




・・・ずいぶん話が逸れてしまいました。
書店にとって死活問題である万引き
犯人は微罪だと思っているようですが、立派な窃盗です!それで潰れていく本屋さんもあるのです!

このブログを見て下さっている方はその様な事は無いと思いますので、せひ、万引きをする輩を見かけたら、店員に教えてください。貴方様の協力が最後の頼みです!m(__)m




前回(前々回?)今回もかなり重たい話になりましたが、次回からは、またのんびりまったりにもどります(^^♪