全書店員からのお願いです!

半期に一度棚卸をする度、本部から言われる事があります。

それは

ロスが多すぎ!

という事です。



その原因は、返品期日を過ぎたり、客注で返品不可の商品を取寄せたがキャンセルになったりして返品が出来なくなってしまったもの達なのですが、それだけでなく、最大の原因は・・・。





万引き

なのです!



半期でロス三百万円って、もう潰れるぞー!!




そもそも、書籍は基本的に薄利で利益率が非常に低い商品の上単価が安い分、数多く売らなくては経営を維持していけない厳しい商売です。
実際、潰れていく同業者さんも多く見てきましたし、出版業界自体が他の商品の様に海外に発注出来ない物である為、かなり苦しい台所事情があります。

そんな状態なのに、我が店を含む書店全体が万引き天国であるというのが現実なのです。




特に、私の勤務している店は百貨店内にある為、疑わしい人物を見つけたとしても、うかつに声を掛ける事が出来ず、保安員を呼ぶしか手が無いのが実情です。


とりあえず、疑わしい人物を見つけたら、保安員を呼び、彼らが来るまでひたすら見張るというか見守る。

そして、保安員さんが到着と共に私達は解放されます。
(仮に捕まえたとしても、百貨店は警察沙汰にしないのであまり効果が無い(-.-))


やはり忙しくなると売場にはあまり気を配っている時間が無く、どれだけの万引き犯を取り逃がしていることか・・・。



私服保安員の方にも重点的に巡回しては頂いているのですが、なかなか確保するのは難しいのが実際なのです。



特に、今の時期のような繁忙期は特に万引き犯は増える一方(-_-;)。

とりあえず防犯カメラも設置してあるのですが・・・ねぇ。

ロスも年と共に増えていく傾向にあります。




まさに死活問題!



本当に、万引きは犯罪なので、是非とも止めていただきたい!。


特に学生さん。捕まって泣く位ならやらない方がいいよ、自分で悪いことだって判ってるんでしょう?





いままで色々な万引き君を見てきましたが、明日(更新できれば^_^;)はそんな彼らの話を書きたいと思います。


次回に書きますけれど、お店側としても本当に辛いんです




四月最後の日記なのに、非常に重たい話になってしまいました。

出来れば明日、五月最初の日記もこの続き(予定です)なので重い話になると思います。

では、また。